おひさしぶりです!!!!!! おひさしぶりの更新が文字じゃなくて音なのが若干不思議というか珍奇なきもちというかなのですが、このたび分析美学者である難波優輝さんのYouTubeチャンネルで放送中の『美学ラジオ』、星野源さん特集回に『星野源ラヴァー』役(聞き役です)としてお招きいただきました。みっちり1時間20分ほどお話いたしました。
なお、私の星野源ラヴァーとしての実績はこちらとなっております(『私の星野源ラヴァーとして実績』って何?)。ご査収ください。
しかし当初の予定を大幅に逸脱し、単なる『聞き役』というよりもうだいぶかなりそれなりにけっこうガッツリしゃべった気がするのですが、放送そのものは多少なり星野源さんの音楽活動にたいする新しい角度からの発見や再確認などがギュッと詰まった内容に………なっていると思いますのでぜひ一度だけでもご視聴いただけると大変ありがたいです。というか「イヤ〜〜〜〜〜この2時間のために星野源全曲マラソンやった甲斐あったな…………………」と俺が思えます。何卒よろしくお願いいたします。
というわけで、以下に放送に臨むに際して作成いたしましたメモ書きと(メモをそのまんま読み上げてる箇所もあるので聞きながら読みくらべてみるのもまた…ただ人に読ませることを想定して書いてないので「ん〜〜?????」って感じだと思います…!!)、しゃべりながら思ったことや注釈など書き出してみましたので、そちらと併せてぜひラジオも二度三度とお楽しみいただけたらな……と思います。
えっ、というか俺あんまり「ネットの向こうにいる顔の知らない人」の実像に対して特別イメージを構築しない状態で普段生きたり会ったりしてきたんですけど、やっぱり「いやお前そんなんだったんか⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️」と思いました?! 今までめちゃくちゃ言われたのでスゲ〜〜〜〜〜純粋に気になりました(それは単に2019年前後俺がめちゃくちゃ疲れていてめちゃくちゃな格好をして現れていたからというのもあるんですけど…………)。
- しゃべりながら思ったことと注釈
- 星野源メモ
- <星野氏との出会い>
- <SAKEROCKの季節>
- <ばかのうた> 2010年6月リリース
- <くだらないの中に> 2011年3月
- <エピソード> 2011年9月
- <フィルム>2012年2月
- <夢の外へ> 2012年7月
- <知らない> 2012年11月
- <Stranger>
- <ギャグ>
- <地獄でなぜ悪い>
- <Crazy Crazy>
- <SUN>
- <Yellow Dancer>
- <恋>
- <Family Song>
- <ドラえもん>
- <アイデア>2018年8月
- <Pop Virus>
- <Same Thing>
- <うちで踊ろう>
- <折り合い>
- <Club Future Nostalgia>
- <創造>
- <不思議>
- <まとめ(「星野源はどういうアーティストか?」)>
しゃべりながら思ったことと注釈
・今回このためにディスコードとズームを入れたぐらい「ネット通話」というものと縁のない生涯を送ってきました(人間失格)だったので(スカイプとかも一切やったことないです)、
『ネット通話の際に生じるディレイを計算した上での相槌』とか『発言が被ってしまった時の対処法』とか『話しはじめと終わりのタイミング』がめちゃくちゃ難しく(ただ単に楽しくおしゃべりするだけなら全然いいんですけど、「聴いてくれる人の集中を削がないように…」とか「相手の心にひっかかりを生まないように」とか考え出すと途端にクソ難しいというかレベルが急に40ぐらい上がるというか…………なので何卒お聞き苦しい箇所もあたたか〜〜い目(ドドドドドドドドドラえもん)でご容赦ください!!!!!!
・「2時間で話しきらんといかん!!!(宮崎をどげんかせんといかん!!)」と思ってそれなりに急ぎ目にしゃべったので早口だったり聞き取りづらい箇所ありましたらスンマセン…(※、いま改めて聴いてみたら通信状況があまりに悪すぎて「風呂場でしゃべってるんか?」みたいなリバーブがたまに乗ってて笑ってます、音声もブツブツ切れてて一部聞き苦しいですが「どうしても解読できなくて夜も眠れなくて辛い………」の箇所がございましたら直接訊いてください………)
・『ばらばら』のコードディグリーの話、言葉だけだと「ハァ……?(ちいかわ)」って感じだと思いますが、言いたかったのは「気が合うと〜」のところのコード進行が、
I - IV△7 → I/bVII、これが『ばらばら』のコード進行(キーBなので実音だとB - E△7 → B/A)
I - I/bVII → IV△7、これがこのコードを使う時の『一般的(みんなはだいたいこうする)』な並び順 (星野源はIV△7とI/bVIIの順番を逆にしている)
になっている、ということが言いたかったのです!!!! ホントは鍵盤用意して収録できたらよかったんですが、コレせっっっまいクローゼットの中で立ちっぱで録っているので(それで2時間半ぐらいしゃべりました)そんな空間的余裕もなく、また機会があればぜひそのときに…。
・星野さんの服装の話、まとめとして「ガサッとしたパーカーにデニムの星野源も、セリーヌにマルジェラ合わせとか全身ドリスの星野源も同じように好きやで……………」みたいなことを言いたかったんですが、メモに書いてもなお言い忘れたのでみなさまの脳内で補完しておいていただけますと幸甚です。
星野源メモ
<星野氏との出会い>
エピソード前後なので2010年、11年とかそこら
ばかのうたをTSUTAYAで借りて再生してみたら、ばらばらの一発目のジャーーンで完全に好きになった
ゲゲゲでもちょっとみてたし11人もいる見てた!! 星野源の歌聴きたさにすっげえ見てた。
声が低い(というより「高いところが出ない」)ので、初期3作あたりの星野源、細野晴臣、ジェームステイラーあたりはギター弾き語りですごく歌いやすかった
(『働く男』に書いてある)金字塔の「恥ずかしながら、このアルバムのおかげで生きられました。」、俺もまったく同じように『ばかのうた』とか『Stranger』で生きられました。
(※なお、収録の5時間前に「お父さんにピアノでジャズのコードの押さえ方を教わっていた」と知り、それでようやく全ての謎が解けたような気分です、もちろん自力の耳コピもデカいんだろうけど、そういうことだったの!?)
ファッションの話もペルソナの話と絡めて
(※、したいと思ってたところはだいたいできました…。なおコメ印打ってるところは今回メモを公開するにあたって付け足した注釈です!!!!)
<SAKEROCKの季節>
久々にサケを聞いた感想→「これ『若者の音楽じゃない』だろ!!!!!!!!!!」(細野さんの言)
泰安洋行の元ネタな音楽(エキゾチカ)に、カントリー、ソウル、ファンク、ジャズ、ソウル、パンク、オルタナ、マスロックが混ざっていて「うわっ…あなたのオリジナリティ、高すぎ…?」と思った。自由の森学園の81年生世代、大当たり年すぎる。
聞けば聞くほど星野源ソロ。ラッピングが違うだけで2000年から今までずっと同じ音楽をやっていると思う(具体的に言うと、SUNのイントロのででっででっででっででっでん、のコード、殺すなの入りのコードと同じやつ)。サケロックやっぱもうちょい聴かれるべきっすわ…(自戒) サケ聴いてると「これ作ってた人が日本の頂点取ってるんだな………」というドデカい安心が得られる。安心を得るためだけにでも聴いてほしい。反証的にサケの完成度の高さがわかるし、本当にアイデアの量や過去の作品への知識や造詣の深さが完成度に直結している
YAWARAKA-REGENT、今あらためて聞くべし(※めっちゃ『星野源』って感じのコード感です)。サケは「伴奏が超絶洒落てるのに、メロディがペンタ(トニック)でゆるゆる~~~」で民謡みたいでその洒脱さを覆い隠しているような曲が多いと感じます。久々にボーンうまうまくんのラップの一瞬だけ最低な岡村靖幸っぽくなるところで爆笑しました。
<ばかのうた> 2010年6月リリース
「ばらばら」
ジャズやカントリーに惹かれていた自分には最初の1発(E△9(13, omit 3rd))だけで好きになれた
(※、放送中で言っていた「"星野源 『ばかのうた』をつくる"の中でばらばらの冒頭のコードを解説していてうんぬん」というのはコレのことです)
コードチェンジの多さが異様すぎる、「気が合うと~」パートの入りのI - IV → I/bVIIの進行が意味分からんが基本原則的にハードバップ(クリフォード、Study in Brownのチェロキーみたいな)由来っぽい4度進行がベース、そこからの本人のセンスによる微細な破格がめちゃくちゃ個性
II7がジャズ的でありジェイムステイラー的
アコギにマリンバやウッドベース、ブラシのドラムに話すようなボーカルと、全体のサウンドはとてもマイルドでふんわり優しいのだが、演奏している内容そのものや歌詞がめちゃくちゃパンキッシュで総体として(全体をひっくるめた第一印象としては)『すげえハードコア』に聴こえる
(この(前)後から細野さんのバンドでやるメンバーなのでそりゃ凄いのである)
「グー」
「グーグーグーグー」でメロはそのまま背後のコードだけが映り変わるのが星野源っぽさを感じる
コード進行そのものはベーシックだが、開放弦をテンションとして各コードに絡めることで単なる「よくあるもの」で終わっていない。 間奏の分数コードがミソなのにネットに落ちてない!!!
「エロいナースより」
「キッチン」
今の星野源の曲よりトニック(I6)が鳴っている時間が長くてすごい安定感とか安心感があり、ほんわか感がすげえ強い(※、ここ何言ってるかわからない人は「トニック ドミナント」とかでググってください)
「おかずの匂いだけを残して」がサビの歌詞な曲があるんだ…という驚き
サビ入りが#IVm7-5
「茶碗」
ペンタトニックの入り(教授) (※、教授コードではじまってるのこの曲じゃない!!!)
なんか表立ってはないのかもしれないけどすっごい些細なところから「こういう音楽が好きなんだよね~~」っていう作者の美意識が滲み出るというか、それで好きになった(というか作者と腕組みして笑い合えたような感覚に陥られるというか)ような気がする
「ありあまるほどの髪の毛」「河童」というワードチョイスのセンス、そしてハッキリと「剥げた君の髪を」って女性の禿げを歌ってる曲って他にあるんか?(アイフル)
間奏のVIm7 - bVIm7 - Vm7とフェイクからソウル趣味が顔を覗かせる
「デイジーお味噌汁」
環境音、あらためて聴くと「こんなに(エロくトロニカ、誤字ですもとい…)エレクトロニカっぽい曲が入ってたのか………」と思う(聲の形のサントラっぽさもある)(※、アップライトピアノの打鍵音が残ってる感じがです、聲の形で牛尾さんはそれをめちゃくちゃにしっかり利用していて…)
「夜中唄」
当時は気付かなかったがかなりしっかりボサノバ、めちゃくちゃジャズ(裏コードの使い方)とボッサマナーに沿ったコード進行になっていて「これマジで理論知らないのに作れるのか………?」というセンスをまざまざと見せつけられる……
ジャズ、カントリー、ボサと、他ジャンルを横断しているにも関わらず見事にブレず統一したカラーを打ち出せている星野源のソングライティング技術とバックの柔軟性が凄すぎる(間奏で急にハネてまた「スッ…」と元に戻るところとか巧みすぎんか???)
「これ別の曲!?」っていう違った雰囲気のパートが連結している曲はこれが初めてだったかもしれない
「老夫婦」
めちゃくちゃ『星野源の手グセ』感があるコード進行、ペダルスティールの印象が強いアルバムだがここで初登場(だよね…?)
「くせのうた」☑️
(※、チェックついてるのは「これについて話したいんだけど〜」と事前にいただいていた曲です)
はい名曲!!!!!! はい名曲!!!!!!!!!!!!!! 勝ち申した。 もう10年ぐらい聴いているのに、大して盛り上がれるような曲でもないのに今だにこの熱量でアガれるのはすごい
ジョージハリスンみがある間奏のbIIIdim (※、All Things Must Pass...)
「悪いことは重なるなあ 苦しい日々は続くのだ」ですごい泣いていたような記憶がある(記憶はなかったけど聞いたら思い出したというかこの歌詞がそのときの身体の状況を覚えていて導いたというか)
間奏、楽理的にはちょっとだけ面白いことになっているのに本人の直筆譜には「何のコードかわかりませんすいません」になっているのが凄い、けどわかりませんすいませんだからこそ面白くできているのかとも思う
ジョージハリスンの箇所、Idim/bV → Iっていう『君は薔薇より美しい』のトニックディミニッシュっぽい動きになっている
君は薔薇より美しい / 布施明(1979) - YouTube
(※、0:12~のイントロとAメロの間の部分のことです。”I → Idim7/bV → I → Idim7/bV”という進行)
「兄妹」
めちゃくちゃストレートに8ビートなのにキメ(※、サビに入る前のてってってってん!のところ)だけ3連なのテクニカルすぎてワロタ なぜそうなる!?
生まれてない兄妹のことを歌う曲ってそうそうない気がする ラストのギターの弦こすりが愛嬌
「子供」
「チュウするの」ってめちゃくちゃ幼くてかわいいワードチョイスなのに(だからこそ)めちゃくちゃ切実で美しい風景のように感じられてすごい(急にIQ死んだ)
「子供と子供が~」からのパートへの雪崩込み方とそのパートが好きすぎて泣ける、っていうか今泣いてる いくらなんでも良すぎねえかこの星野源っ人……………!!!!!!!!!!!!!!!!!
E7の3度ハンマリングの「ひっかけ方」がすごくギタリストって感じ(ギター弾く人ならわかると思う)。
「こんなこと絶対あるわけねえよバカ!あったらいいけどさバカ!」、この頃の星野氏の諦めが冷たさに、理想の世界があたたかさになっていてそのバランスが作品としてすごく良い形に結実している……
「さようならのうみ」
ある車掌のメロディが出てくる(間奏のところのやつ)。インストだけあからさまに違う音像の曲なので「幕間」という感じ
「穴を掘る」
『役所』。リズムも曲も演奏も良すぎて泣いてしまう。一瞬だけセカンドラインのパターンでユニゾンする箇所で少し泣く(『ドラえもん』の先取り)。
『気を強く持てば』。めっちゃ好きだ~~~~~~~~~~~
サビのハモりが好き。スティールソロの弦のはじける音もめちゃ良い!!
「ただいま」
細野さんの曲。バンドがドドスカ入ってくるところで高速のトンネル抜けて景色がバーーッと広がるみたいな爽快感がある。サビの歌詞が英語なのがなんかちょっと可笑しいというか、へんに洒脱感があってそれが好き
「ひらめき」
I → #IVm7-5 。(※、「ひ〜〜ら〜〜め〜〜き〜〜〜」のところのコード進行がこうなってます)
「箪笥の奥に仕舞ってる光」とかいうセンスギラギラの歌詞、何??????
1:41~、サブディビジョン変化によるスピード感の変化(巧みだ……)、最後だけディミニッシュ使ってるのがいい。
「ばかのうた」
これを結婚式で歌うために作ったなんてどうかしてるぜ(褒め言葉)……と思ったけどどこを読んでもそんな技術がなかった、日常だっけそれは?(※、これ調べてもわからなかったので情報求です…。『星野源 ばかのうた 結婚式』で検索したらほかのキーワード欄に『星野源 結婚式 呼ぶ』があって「無理!!!!!!!!!!!!」と思いました。)
「人間そんな簡単に生まれ変わりはしないよな~~」という感じで好きな歌詞。初期星野源ソロっぽさの煮凝りみたいな曲だと思う……
まとめ→ 耳の解像度が低い時期に聴き込んで聴き込んで、それからはあまり触れてこなかったけど、あらためて聴き直すと今星野源の音楽性もあらためてここに回帰しているというか、完全に地続きというか同じ地平というか、とにかく「ガラッと変わった」と思っていたけど今我々が驚いているものもソロデビューの段階ですでにあらかじめ持っていたものだったんだなと思った(それの拡大が創造や不思議)。ソウル(とかジャズ)趣味も、サウンドがアコースティックだから気付きにくいかもしれないけどかなりわかりやすく散りばめられていて聴き直しておどろき。
曲も演奏も1枚目から超一級で、フロントに立っている音楽ジャンルの変遷はそれぞれの時期あれども、クオリティの高さという面ではひたすらに一貫している 歌い方は確かにどんどん重心が下がっていく(口→喉→腹)。
サケのスーダラ節はさらに声が薄い
「サケロックより低予算」だけど、バックの演奏含め本当にセンスや技術や知識やアイデアで間違いなく超一級品になっていると思います。
<くだらないの中に> 2011年3月
「くだらないの中に」☑️
「めちゃくちゃ練習したな………」という記憶が立つイントロ。
「髪の毛の匂いを嗅ぎあってくさいなぁってふざけあったり」、そんなサビの歌詞が許されるのか!?!?!?みたいなショックがすごいデカかった 「人は笑うように生きる」何回聞いてもめちゃくちゃに強いラインだと思う
ここからホーン隊が入っていくので、Stranger、Yellow Dancerへの道筋は確かにここから始まっている
「ばかり『さ』」で間奏に入るのがとても好き、Dメロもすごく力強くて勇気が出るし「星野源そう(『あなたのものになりたいんだ』)やって今も活動しててすごいな…」となる
最後のサビめちゃくちゃ力込めて歌ってるけど「くさいなぁ」だからなんか可笑しくって笑いそうになるけど真剣に歌ってるからすごい良いんだよね~~~~~~~(後方腕組彼氏面奴)
「歌を歌うときは」
『くだらないの中に』だけ唯一初回盤持ってなかったのでカップリングはサブスク解禁のタイミングではじめて聴いたんですよね…………
すごい「サケロックの歌入り曲みたいな歌詞」を感じる(1stもそんな感じなんだけどなぜかこういう同じ形式を繰り返して展開させるやり方にそう感じる。インストバンドの歌感というか) ラストも愛嬌
「湯気」
「え、湯気ってくだらないの中にのカップリングなんだ!?!?!?!?」となった。へ~~~~~~~……………
リズムがキレていてめちゃくちゃ好き。「白菜と豆腐を切るような」って言葉が思い浮かんだんだけどこれは本人の言葉だろうか………このザクっとした「ジャン!」がすごいシャープなんだけどよくよく聴くとめいめい若干ズレていて(ベースとか)、エピソードはホント今聴くとめちゃくちゃVoodooを感じるけれど感じられるようになるまでマジで5年以上掛かってるので「長かったな…」と思う(隙あらば自語り)
特に書かれてなかったけどサケの『選手』が元ネタだと思う。
「ブランコ」
なんかブランコと落下は時々によって「………」となりがち(ブランコってファン投票で何位だっけ…?)
「ハウスミュージックが好きな人が間違えて買ってほしい」、もし間違えて買ったら本当にキレるどこの騒ぎじゃないような気がする
「くせのうた(House ver.)」
「カラスさんめちゃくちゃいい仕事しすぎ~~~~~~~~」となる
曲がいいので発表形態を問わない(Lampの染谷さんがブログで「どんなHow Deep Is Your Loveでも感動できる」とおっしゃってるのとまったく同じことである)。
<エピソード> 2011年9月
リリースペースがすごい。
「エピソード」
大人になってから聴くと滲みるな………………
弦と木管が入っているけど『夢の外へ』みたいにアグレッシブな感じではなく訥々とした感じ。最後の「ジャン」がこのころの星野源ぽくて自虐的というかエヴァみたいな開き直ったパロディ感というかとかくユーモラスで良い。
「湯気」
リズムがキレている(2回目)。 これ見よがしじゃないJust The進行の使い方にシビれる(※「枯れていくまで〜」のところのコード進行のこと)
「変わらないまま」
かなり好きな曲。Aメロ入りや間奏のI - I/bVII→ VIm7 - - Vm7 - I7 → もちろん好きですというかそこが好きのデカい理由です(アーバンめなカントリーやフォークっぽいコード進行、というかJTっぺーというか)。
こういう暗くもないけど明るくもない中庸な雰囲気の曲だいたい好き。イントロのドラムがかっこいい。 「変わらないまま~~」のディミニッシュ使い(※フレット移動)が「ギタリスト~~~」って感じ
「くだらないの中に」☑️
働く男持ってる人は引っ張り出してコード譜のページ開いてほしいんですが、Aメロ入りのコード進行 「A → Bm7 → C#m7 → Em7 → A7」になってるけど、より理論的にオーソドックスというか『みんながよくやってるパターン』を考えてみると「A → C#m7 → F#m7 → Em7 → A7」で、ギターとかピアノとか持ってる人はそっちでも弾いてほしいんですが、どっちのコード進行でもメロディには合ってるし、どちらかというと後者のパターンを付けている人が多いです。
が、そうは問屋がおろさねぇとなっているところで、こういうちっちゃいけど確かな、ほとんどはみんなと同じなんだけどホントに微妙にちょっとだけ違っていて、これは星野源ソロ初期から現在まで、もっと言うと『不思議』のコード感にまで直結している星野氏のセンスだと思います。
「あなたのものになりたいんだ」「心が割れる音」「付けた傷の向こう側」すごく切実で好き。 「世知辛い世の中を、頭皮の匂いを嗅いだり、足の匂いを嗅いだり、くだらないことして乗り切ろうとする人たちの詩。つまり、真摯な変態の歌です。」なんかもう『この頃の星野源!!!!』って感じの解説。
「布団」
こういう心配があまりに我が事すぎて当時あんま好きじゃなかったけど、それがおおかた剥がれた今は単純に「むちゃええ曲やん…」と思う(本人も「微妙な気持ち」と言っている…)
2倍よ~~~~~~~~~~~~~~~~
「営業」
この曲だけちょっと異質な気がする(外側への攻撃性と内側への優しさ、という両面性がひとつの曲の中で同時に描かれているのはこれだけのような)
3小節目のIV7(#11)、IIIm7への裏コードだがかなりハイパーなジャジーコード
(※↑、「跪いてはな『し す』るのさ」のところがIV7です。夢の外へのイントロもこれ)
「ステップ」
エピソードでかなり好きな曲(エピソードとばかのうたStrangerはぜんぶ超好きだけど)。イントロのbII7に「しょっぱなから飛ばしてんな~~~」となる
「そっと目尻なぞる」「ここに僕も早送りしようぜ」「世界はいらないな ここだけでいい」「大手振って帰る」良すぎる。「眠る石」の意味しばらくわかんなかったな~~~Dメロもいいよね。
「未来」
ゆったり。ちょっとばかのうた収録っぽい。かなり星野源手グセ感強い進行。
「行かないで さよならは誰にでも 今日も生まれる未来」 サビすごく好きなんだよな~~~~「何者でもないもの起き上がり 小さな勇気を使い空になる」、このフレーズ自体がめちゃくちゃ勇気
「未来さ」で間奏入るのくせのうたと同じでやっぱり好きです。 「たったひとつだけを君は持っている」
「喧嘩」
キックがクエストラブっぽい。でも曲は初期源ソロもろの世界観なんだよね~~~~ 「同じときに」をNHKの佐野元春の番組で話していたのを思い出す(ホントマジでなんであれ録画消したんだ??????) (※、ラジオの中で話した「セルアウトしやがって!!!!」の時期に消しました。愚行!!!!!)
「日々に置いてかれ~」好き。そのあとの寝相のくだりも。
『ストーブ』
「泣くだけいとこは手伝わず」、そんな歌詞ある????
「通夜で寝てた馬鹿」とかいうパワーワード
「飲み飲み」←かわいい
「デートもしまくり」←良かったね…
今になってようやくなんでこんなに老夫婦や墓参りや葬式といったモチーフにこだわっていたのかが分かった (働く男の序文、本当に本当に「自分を大事にしてなさすぎ!!!!!!!!」と思った。読んだ当時は自分もそう思ってたから違和感なかったけどこれは本当にダメ〜〜〜〜〜〜(トムブラウン)
働く男、久々に読み返したけど本当に「あのときの星野源がいる~~」っていうか、SUNとか恋とか創造とか不思議じゃない星野源だ~~~~みたいなことをめちゃくちゃ思う。いやまあ地続きなんだけれども)
ピアノソロ、ずっと思ってたけどめっちゃビートルズというかジョージマーティン感がある 終わり方も良い
「日常」
「みんなが好きなものがものが好きでもそれでもいいのよ」、本人も言ってるけどめちゃくちゃ大事でこの言葉にめちゃくちゃ助けられた、けど「マジで恋で『セルアウトしやがって…』とか思ってゴメン……」と思いました
「共感はいらない ひとつだけ大好きなものがあればそれだけで 日々は動き君が生まれる暗い道でも進む進む 誰かそこで必ず聞いているさ 君の笑い声を」
間奏またジョージdim 最後のこの転調がミソだよなあ~~~~(※、王道J-POPの手法をあえて戯画的にあえて踏襲するというか…)
「下手な声をあげて」
「予想」
こんなこと言っちゃマジで身も蓋もないのだが、『aikoのアルバムのラストのバラード』感をめちゃくちゃ強く感じる曲 Aメロのコードが好き
星野源はカノン進行させるときに絶対I → I/VIIで、I→V/VIIには行かない(ギターで弾くと動かす指の数が前者は1本だけど後者は2本)
「全部を思う」 「以外と近いんだ 遥か遠くても」、なんかこの時期の星野源のスタンスというか心のありようを端的に示していると思う(近づきたいんだけど怖くて無理というか、「遠くたってそれでもいいじゃん」というか、これは亡くなった人の歌ではあるんだけれど)
<フィルム>2012年2月
「フィルム」
イントロ、ビートルズのEverybody's got to something to hide...と同じトリックっぽくて毎回歌入りでガクッとしてしまう(※、けど今回聴いてて生まれてはじめてちゃんと取れました)
Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey (Remastered 2009) - YouTube
「これから起こるはずだろ」、こんな魅力的な人ならそりゃ起こせるよな……としんみりしてまう 努力の人やでホンマ……
クラップ、「仲良い人同士のうきうき」感みたいなのが伝わってきて楽しくていいね……… アウトロのシンバルが好き
「もしも」
歴代カップリング曲の中で一番好き。知らないの初回特典に入ってるホーン入りのテイクがすげえ好き。
「乱視」
ずっと「この曲だけロックっぽいな…」と思ってたのだが今日も「この曲だけロックっぽいな…」と思った。でも転調がちょっと面白い
「次は何に生まれましょうか」
自主制作のソロに入っていた曲。ばかのうたとかの老夫婦の歌はほっこり…って感じだけどこれはマジで「諸行無常……」しか感じなくてかなり辛い。「2021年になって生まれて初めてようやく創作物からまっとうに辛さを感じられている」という事実というか自分の心のありようにめっちゃ驚きました。
「落下」
元曲、ひどすぎて逆に聞いてみたい(※働く男にかいてあるやつ)
<夢の外へ> 2012年7月
「夢の外へ」☑️
星野源 – 夢の外へ (Official Video) - YouTube
落下の次に聞くと「音像違いすぎてワロタ!!!!!!!」と思った いきなり元気すぎるだろ
「とにかく自分の天井をぶち破る曲が作りたかった」、ちょっとずつ転換している
この曲の歌詞と恋2番Aメロに同じヴァイブを感じて、そこで「ああやっぱ変わってないんだ!」って思ってまたもう一回好きになったのを思い出した 由紀さおりさんありがとう
Dメロ、届いとるやん!?!?!?!?!!?!?!!?!!!?!となった。届いとるやん……………… 最後の「映すだけ~~」のロングトーンの頼りなさよ!!!!(そして今のロングトーンの力強さよ!!)
歌い出しのコード進行、「G→Bm7→Em→G7→C△7」、このG7も流れ的に本来ならEm→"Dm7"→C△7が多数派なんだけどそこに行ってないのが誠にオモロです
そもそもイントロのC7自体がちょっと音楽理論的に高次というか、ブルースやジャズ、Iメロディックマイナースケールが絡んでくれるので、分析する側もちょっと力こぶが盛り上がる💪というか、面白い箇所なんだけどそういう音使いを感覚だけでやってしまっているっていうのがやっぱりすごく興味深いし楽しいところ
間奏からDメロにかけての変拍子(4/4→6/8、Stranger近辺特有のビートスイッチ感というか)、ここまで大胆な変拍子は星野源ソロでもこの曲が初めて、3年後のサケのSAYONARAと同構造(SAYONARAのスキャットもとても力強い)
あとこのジャケットの星野源めっちゃかわいい顔してない?
「パロディ」
泰安洋行的なおっちゃんのドラム(5連、7連以降のサブディビジョン感覚)、ブルース的な7thコードの平行移動、サビでのガクンっていう転調
「南風は1拍子さ」↑これのことです (※、『1拍子』って要は「5連、7連以降の分割で作れる訛り」だという個人的な認識なんですが、細野晴臣ガチヲタ諸兄姉のみなさまのご意見・ご感想等お待ちしております)
林立夫さん仕事のオマージュということで大地くんの面目躍如 「日々のパロディ」はマジでヤバい歌詞
「彼方」
「胸の下がすくんで」 聞くたびに中央フリーウェイを連想する曲(夢の外へのMV撮影中に思いついた曲だったはず)
サビ入り、IV/bIIIっていう稀有な分数コード(ネット上、誰もちゃんとこれ採ってね~~~~!!!!)(※、たぶんです、じゃなかったらI/bVII? 自分もちゃんと採ってる時間なかったっス…)
「電波塔」
「噛み締める奥歯」、この流れすごい単純なんだけどけっこう好きな歌詞
<知らない> 2012年11月
特典DVDに付いてるCM集がめちゃくちゃ好きで、今でもたまにあの寸劇をやってしまう(ひとりで)
「知らない」
SONGS出てたよな~この曲で…最後にくも膜下から「戻ってきます」って読み上げられてたの覚えてる(これはまだ録画残ってるはず)
だいぶまっとうにJ-POPバラードっぽさが出てるけどそれまでっぽさもしっかりあってすごくバランスがとれているふうに聴こえる。「物語続く絶望を連れて」はこのときの星野源にしか書けなかったと思うしそれがすごく寄り添ってくれたな…… Dメロ、めちゃくちゃ声張っている
「ダンサー」
ばかのうたに入ってそうなブラシプレイ(とか楽器編成)の曲なんだけど源の声の出方が2年前と全然違う。
「季節」
2012年、ぜんぜんソウルとかファンクがわからなかったのでこういう曲もぜんぜん分からなかった。
こう聞くとハマくん合流めちゃデカいな…(現在の星野源の「ダンス!!!」曲に直結するタイム感)。神谷さんのドラムもめちゃくちゃ美味しい。みそ汁とご飯のようなグルーヴだ………
「おもかげ」
なのでこういうフォーキーなもののほうが当時好きだったんですよね。レコードノイズとかスカートの原形になってると思う
<Stranger>
たぶんいちばん聴いてます。去年東京まで自分の書いた譜面をもっていくのに実家のクリアファイル置き場を漁ったんですが、TSUTAYA購入特典(だっけ?)でもらったクリアファイルがまだちゃんと残っててすごい懐かしい気持ちになりました。
「化物」☑️
というわけで化物。ローの鳴りがエピソードより強すぎる。
Aメロクリシェはこの3作のシングル経なきゃ出なかっただろうな~と思う(※、「今日もまた〜」のくだりのコード進行。半音で動くやつ)
マジで音圧めっちゃ変わってないか?? この差はかなり (※…デカい、って書きたかったんだと思います。このへんはラジオのほうでしゃべってますたしか!!)
「ワークソング」
化物のあとこのカカカカがないと物足りない体である
ウォーキングベースとドラムがめちゃくちゃ活躍する2曲 「狂ってる感じを出すためにホーンとストリングスをあえて違う人にアレンジさせている」、いま聞くとマジで狂騒感が凄すぎる………
「定時まで」!!!!! それでこの歌詞ならそりゃ死にそうにもなるよ…と思った。みんな、休んでくれ………
「夢の外へ」☑️
「フィルム」
(この2曲は空欄だったので上のを参照してください!!!!)
「ツアー」
車輪がぐるぐる回るみたいなグルーヴだなあ……と思う、そして化物のミックスマスタリングマジで凄かったな……となる(※、マスタリングが化物だけけっこう異質だと思います)
グルーヴィーだけどアコギが効いててかなりのバランスの取り方
「スカート」
めっちゃ好き。G△7。5度変位のコードが多くてその雑味が好き。(※、クラシックな和声理論だと(b5)、ポップスやジャズの理論であるバークリーメソッドだと(#11)と書くような音使いのこと。このコードがなると途端に曲に渋みが増してジャズっぺ〜〜感じになります)
このアルバムめちゃくちゃ仕事してるので「この時期マジで仕事多かったんだろうな…」となってしまう…
「生まれ変わり」☑️
はい勝ち~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 本当に好き。第一生命のCMのテイクから好きでした!!!!!!!!(第一印象から決めてました)
星野源 第一生命 cm(姫新線 美作江見駅) - YouTube
めちゃくちゃポップなんだけどめちゃくちゃ変。2013年にゴスペル、チャンス以前ですよ皆さん
『固く乾いた空き地の本が』、 歌詞もすごく好き。 「決してもう二度と戻らぬ日々が」 本当に好きなんだよな~~~一番好きかもしれん星野源の曲で………
(※、星野源ソロでいちばん好きな曲、常に生まれ変わりかスーパースケベタイムか最新曲のいずれかです)
「パロディ」
この落差(※曲調のシリアス度)で毎回わろてまう
「季節」
リズムを聞く楽曲2連チャン
(※、このあたりから若干バテてきてます)
「レコードノイズ」
ばかのうたっぽい曲なんだけどばかのうたはこういう音響ではないというか
わかった!! ループ感!! 展開せず同じところをグルグルまわってる点が違う!!!
(※、ばかのうたは「いろいろなコード進行を適宜繰り出して曲を展開している」…という点ではラジオの中で言った『J-POPの特徴』と合致しますね。この曲ではその後の楽曲の特徴である「ひとつのコード進行をもとにそれをずっと繰り返す(R&Bとかヒップホップとかロックンロールとかブルースとかの手法)」がとられてます)
「知らない」
「ある車掌」
生まれ変わりの次に好き。ベースラインがちょっと細野さんぽい(※、ハイポジションへのはみ出し方が)。 ピアノのフレーズとか耳コピして頑張って弾いてたな……という記憶が蘇ってきた
間奏がめちゃくちゃ好き。ゆったりしてるけどばかのうたの頃には絶対できてない曲だと思う。 「遺伝子の乗り物です」は氷菓(の里志)だったりするのか…?
「Stranger(隠しトラック)」
あんま隠れてない隠しトラック。夕方にカラスの子聞くと切なくなるみたいにこれ聞くと「あー終わりだなぁ……」と思う
「どこにいてもひとりだとさ」
あたたかい未来を信じたんだね……………
<ギャグ>
「ギャグ」
ここぉぉぉ!!!!!!!!!!!!! これがマジでデカかった。星野源ソロ唯一の他人(亀田誠治)アレンジ曲。「もはや星野源の曲ではなくないか?」とちょっと思うがここで浮雲氏に出会えたしおそらくここでいろいろ踏ん切り付いたと思うのでめちゃくちゃ大大大正解だと思う。好きですわ~~~~~~~
「腹の底から信じて」
Dメロめちゃくちゃ良いんだよなあ~~~Dメロの名手なんだよな~~~~~~~~~
てか今気付いたけど「神」と「紙」、かけてる……?
「ダスト」
モロVoodoo。けどコードが今までの星野源なんだよね~~~~
<地獄でなぜ悪い>
「地獄でなぜ悪い」
もうほぼ今の星野源と言ってよい形じゃないかと思う。右チャンで暴れ回るスガダイロー氏のピアノが凄すぎる。
「ジャンプブルースがやりたかった」って当時インタビューで読んで聞いてみたけどそんなしっくり来なくて「そうなん?」と思ってたけど、そういう一個一個を追うのがすごい楽しかったな。ジャズちゃんと定型的に聞きはじめたのも星野源からだし…
「作り物だ世界は!!!!」、声がしっかりしてきた!!!!
<Crazy Crazy>
「Crazy Crazy」
このあたり(ギャグ~地獄~Crazy Crazy)でJ音楽好きな友人が「星野源いいね」って言うようになった記憶が
ヒラ歌はテンポ落とせばばかのうた収録できそうだが、サビは完全に違う。ハマくんの合流とピエール中野の一発起用がかなり良いものを… ブレイクのキックの連打ヤバい
ここでジャケット、MVともに完全にジャケット羽織ってゴリゴリの(ゴリゴリの?)スーツルックに
「ナナナナ~~~」完全に初期2枚では出なかった声
「桜の森」
完全なディスコ曲としてはこれが1曲目、マジでこれ出た時のインパクトったらなかったし当時15歳ぐらいだったと思うけどプリンスめっちゃ聴きまくった(今だにI Feel For Youとかトップクラスで好き)。
エレピ(ローズ)初登場。ベラマッチャとかなんだかんだサケの匂いが濃厚に残ってるんだよね(リズムセクションはばかのうたから不動だし)。
「Night Troop」
ネオソウル。リズムの楽しみがフロント(というか前面に)に立ってくるような曲が徐々に増えてきた……
「海を掬う」
Night Troopもそうだけど、ブルージーな7thをけっこうガッツリ使った曲が多い(これもIV7かな)。毎回思うけどギターソロがGod Knows...
God knows... - song by 涼宮ハルヒ (CV.平野 綾) | Spotify
<SUN>
「SUN」 ☑️
ここから石橋さんとカースケさんの参加でひとまずほぼ現在と同様の編成に。初っ端のシンセ「ジー」も「ででっででっででっでっでん」もインパクトがめちゃくちゃデカい。この頃のシングル毎作衝撃だったな………。
歌入り、あんま指摘されてないと思うのだが(※俺が見てないだけです)Love Never Felt So Goodのオマージュ
Michael Jackson, Justin Timberlake - Love Never Felt So Good (Official Video) - YouTube
神崎カノン入りなんよな~~~ポップ度数高いよな~~~~~ わかりやすいぶん『分数aug』(裏コードのトライトーンサブスティテューション)を盛って印象を格上げしている(※、イントロの「ででっででっででっででっでん」のところのコードがIaug/bVIIみたいな感じです。神崎カノンは以前俺しか言ってないんじゃないかって話を書いたんですけどこの曲のサビみたいなコード進行のことです。ブライアンウィルソンの"Melt Away"もほぼこれ)
Melt Away (Remastered Version) - YouTube
半音上げ転調とか「ギアが完全に変わったな〜〜〜」というか「ここでマジで腹括ったんだな~~~」を感じる
「Moon Sick」
カップリング曲、「次の曲やること」と「前の曲でやったこと」が混在しているので「自分が好きだった頃の星野源がいる…」になれるし、ファンなら新しいやつ全曲聴いてれば新しい曲にもぜんぜんついていけるようにできている
しかし「危ないことをしよう 月が見てるけど」なんて歌詞だ
「いちにのさん」
もしもの次に好きカップリング。本職ドラマーじゃない人間の弱々しいスネア、好き
ピアノのペンタのリフレインが良い。8ビートのスカートみたいな曲。
「マッドメン」
TR-808初出。同時にドラムが生じゃないのはここがはじめて。 イントロとかなんかところどころよく分かんないコードが出てくるけど、創造のコード感の原形…というには乱暴すぎ?
<Yellow Dancer>
「時よ」
サケ聞いてからだとサケ要素がかなり高く聞こえるので「電化サケ」という印象になる
完全にSUN以降である、がやっぱりヒラ歌の感じはばかのうたと同じ。 イントロ・間奏とサビの転調(完全4度、イントロがCで歌中がF)。Dメロからラスサビへの転調!!!
チップチューン的なプラックがかわいい
「Weekend」☑️
アース的な祝祭ディスコチューン。 時よは星野源っぽさがあるのに対してこちらはかなりアースっぽい。地獄以降の星野源
「夜を抱いて」のbVII△7、セプテンバーっぽいコード(セプテンバーはbVII△7/I)
(※、Septemberのコードについてはこっちでも書いてます)
「SUN」☑️
「ミスユー」
エピソードとかのD'angelo意識曲と比べると明らかに声が前に飛んでいる、ピアノのタッチとかミックスもだいぶ違う
かなりグッと抑えた曲調なんだけどDメロにソウルフルが集中しているのが『エモ』という感じで良い。めちゃくちゃ良い。
「Soul」
ボーカルが荒い!! ワイルド!!! 兎が跳ねるだけ!!!
(※、実を言うと、当時は初期のアコースティックな音色のほうが好きだったのでYellow Dancerはそこまで聴いてないんですが)あらためて聞くと2015年なので「なるほど」と思った、グレゴリーポーターをフェイバリットに挙げてた人がJ-POPでやろうとするとこうなるのかという
「口づけ」
スカート系の曲。久々に俺の思う「星野源の手グセ」感満載の曲
「Nerd Strut」
かなり好き。意図してるのかわからないけど親指ピックの細野さんベースの鳴り方がめちゃくちゃピノっぽい。「性癖がすぎる」、これのことかと思うぐらい好きでした
というかこのアルバムで一番好きなのこの曲まである(※、Friend Ship忘れるんじゃないよ!!!!!!!!!!)
「Snow Men」
「めっちゃFeel Like Makin' Loveや~~~~~ん」と当時思った。「アンタも好きね~~」と思ったけどこの曲のこともめっちゃ好きでした 2番のブレイクかっこいい。
「Down Town」
無免の歌。
(※、今読み返すとコメントがスカスカで「めっちゃ虚無っとる」とウケました。「公道は無理だからね」のくだりで『(4歳くらいの子が乗る、足で漕ぐ)プラスチック製の車みたいなやつに乗ってる星野源』を想像していつも楽しくなってます。)
「夜」
間奏のピアノのコード運びがSmile & Tearsっぽい
Smiles and Tears (MOTHER 2 Gyiyg no Gyakushuu) - YouTube
ブラシのドラムとかすごいばかのうたなんだけど(編成もピアノトリオだし)ぜんぜん聞こえ方が違うし歌詞も違う
「Friend Ship」
Friend Shipね~~~~~~~兄弟舟ね~~~~~~~~絶対SAYONARA思い出して泣くんだよね~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この曲の歌詞考察でいっさいサケ解散に触れずにただただ歌詞だけを真面目に考えてたやつがあったんだけど「両手両足落ち!!!!!!!!!!」と思った。すごいこれまでとこれからがいっぱい詰まってて好きです。最後の最後のYMOパロも心憎い。
<恋>
「恋」☑️
「『恋』!?!?!?!?!?!?!!?!?」(愛って言葉は歌詞に使わないんじゃないの!?)って思ってあまりのセルアウト感に一瞬離れました。でも歌番組で2番の歌詞聴いて「夢の外へじゃん!!!!!!!!!!!!」ってなって戻りました。「恋せずにはいられないな 似た顔にも虚構にも」、虚構はともかく似た顔はめちゃくちゃ業が深い
ディスコなんだけど早回しすぎる。「LPを45回転で再生した」は本当にすごいしそれをこの曲でやって見事に勝ったの凄すぎる、恋やばいな~~~~~~~~いい曲すぎて………………
(※、放送中で「ベスト」って言ってますが「サスペンダー」です!!)
「Drinking Dance」
全編ファルセット。ファルセットをめちゃくちゃ前面に押し出したのはここから?
ギターソロのところのコード進行がめっちゃ変。
「Continues」
これも星野源の手グセっぽいんだけど、ぽいんだけどなんかこれまでと違う、サビの(「ウェーーイ!!!!!」っていう感じではない)盛り上がり方とか
「雨音」
宅録ネオソウル。リズムマシン弾き語り。最後なんか(※ドラムの打点が)フットワークっぽいのがウケてしまう
<Family Song>
櫻田さんここから!!
「Family Song」
日村誕生日ソングがめちゃくちゃいい味出している (この時期のシングルはめちゃくちゃウェルメイドポップスなのにコンセプトがイカれている。シンバルが鳴らないのは言われるまで気が付かなかった、ということは別にほかの曲も無くても良いんじゃ…)
「肌」
ターンテーブルぐーーっと回すみたいなはじまりがめっちゃかっこいい
(※この曲もこのページで別途解説してます。というかこのあたりから「前けっこうしっかり書いてるからな……」と思って露骨にバテ始めます…………………………)
「プリン」
「君の欲しさ募る」、プリンに向かって言ってると思うと途端に可愛げに変化する
ファルセット2。めっちゃ8ビートなんだけどソウルの香り(『乱視』と比べるとリズム隊の変化が)
「KIDS (House ver.)」
ドラムが途端に重くなった気がする(前作も同じTR-8を使っているはずなんですが)。
<ドラえもん>
「ドラえもん」
この頃になるともうだいぶ『星野源ぽさ』が刷新・革新されている、この音楽はジャンルで言うと何になるんだ………というガンボ感が強い
展開がいっぱいある(間奏とDメロ)
「ここにいないあなたへ」
エピソードあたりに入ってそうな木訥とした雰囲気である……って書いた5秒後にそのまんまのことがwikiに書いてあるのを見つけて笑った でも歌い方がぜんぜん違うね………!!!
「The Shower」
最後のところの歌詞がすごく好き(小宮山夏樹を思い出す、このまえ10年ぶりぐらいに読み返したけど元気に生きてるんだろうか小宮山夏樹…)。 ここがSTUTSさん初登場。全体にワウワウしているのでたいへん好きです
「ドラえもんのうた」
すごい星野源っぽいリハモが施されていて絶対笑っちゃう(「ドラえもんのうたこんなんじゃなかったじゃん!?」っていう)
<アイデア>2018年8月
「アイデア」☑️
1番はバンド、2番Future Bass、Dパート弾き語り、でかなり集大成と進化感がある 間奏の弦とパッドとフォーリーの絡みヤバいな~~~~
「生きて ただ生きていて 踏まれ 潰れた花のように にこやかに中指を」、言葉が出てこないけどただただありがとう、という気持ちでしかない。
<Pop Virus>
このアルバムからシンセの使用機種がめっちゃ増えた
「Pop Virus」☑️
星野源 – Pop Virus (Official Video) - YouTube
洋楽感。ここでまた突き抜けたというかAin't Nobodyに続くような雰囲気を獲得した
Bメロ(でいいのか、「ふざけた~」のところです)、一曲中に2回ぐらい現れてるように聞こえるんだけど実は1回しか出てこなくて毎回聞いてみて驚く
D△7 - C#m7 → Bm7 - E#dim7 - F#m7 → 最後にVIm7(マイナーキーのIm7)で解決すると洋楽っぽい アリアナとマックミラーのThe Wayがこれに近い
Ariana Grande - The Way ft. Mac Miller - YouTube
「始まりは~」、VIIm7-5 - III7でココでJ-POPっぽい「泣き」の表現
「音楽だった!」、V7sus4で明るさを演出して最後のサビへ
「恋」☑️
「Get a Feel」
「手を叩け 裏側で」 エレキシタールが醸す香りがソウルにさせている
「Pair Dancer」
キック強!!!!!!と思った 「間違う隙間に愛は流れてる」
「Present」
ローインターバルリミットを使って楽音でじゃなく音響的に不穏な感じを演出していてすごい 「雲が避けて~」からがすごい好き、ほんとに晴れ間が差しているのがわかる
「Dead Leaf」
前のアルバムに入ってそうなネオソウルにたつろ~先生が参加している。久々にポリリズミックな遊びが入ってて面白い(ポリリズムそのものではない)
「あぁ 君が呆れるほど頭に来るほどいつでも全てにいるから これはさ 愛だ」エモーショナルの煮凝り
「KIDS」
ヒョロヒョロシンセの音色がいい。良すぎる。
「Continues」
「サピエンス」
リッチな自宅ウーリツァーの響き。ドラムがマジですごい。2番のベースの動き方エグい
石橋さんの音がめっちゃ聴こえて特に楽しくなる(ファンなので…)
「アイデア」☑️
「Nothing」
これも前のアルバムに入っててもおかしくないような曲調 VIIm7 - III7 → VIm7
「呆れた本当さ」、今このフレーズを聴いて不思議以降の星野源は何を作るんだろう?ととても楽しみになった…
「Hello Song」
泣ける…………と同時に「あの頃はむしろぜんぜん平和だったな………」という感想になった
II7 → Vm7、なるほどそういうのもあるのかと思った 「エンディング~~~~」って感じの曲だ!!
<Same Thing>
「Same Thing」☑️
アイデアPop Virusからのこれで完全に突き抜け。あからさまにターニングポイント、なんだけど、音楽面でのターニングポイントというか「この曲調の曲でこれからもドシドシ行くぞ!」ってならなかったところが本当に良かったというか信じられるというか…。
でもこれがなかったら創造も不思議もなかったので今聴いてもやっぱ泣けちゃう。
洋楽っぽさ、「コードチェンジの回数は少ない」んだけどコードが出てくる順番が日本のとちょっと違ったり(J-POPっぽさは『コードチェンジの多さ』と『めちゃくちゃ細かい譜割り』にある、ような気がする)
I → IV → VIm → V→
Ab → Db → Fm → Eb →
(※、放送中でも言ったのですがもう一度ちゃんと書いておくと、この曲の初出は2019年の日村バースデーソングなんですが、コード進行がそれ以前の日村バースデーソングに比べるとシンプルなので「少なくともこの年のバースデーソングだけは『バースデーソングとして発表したものを曲にしてリリースしなおした』というより、『曲として作っていたものをバースデーソングに流用したのでは?」と考えられる」…………のですが今コレを読んだ限りでは「半分ぐらい正解なんじゃね?」と思いました。思考回路が同じすぎて他人とは思えません!!!!)
【星野源】『日村さん47歳バースデーソング』【OPV】 - YouTube
「さらしもの」
全部良かった……………ひさびさに聞き返すと「ぜんぶよかった………」しか出てこなかった ぜんぶよかった
「Ain't Nobody Knows」☑️
オルタードドミナントの使用。一曲通してほぼIIm9 → III7alt → IIIm7/VI →
ループが洋楽感、III7altがないと2021年音楽できません(そんなことはないです)。このコードはBlue In Green(Stranger期にインタビューでフェイバリットに上げてたマイルス、ビルエヴァンス作)にも使われてます、そこから(?)ネオソウルやローファイヒップホップなどに波及
Blue in Green with score - YouTube
(※、ディラの"Life"でサンプリングされているのがまさに当該箇所(III7altの鳴っている箇所)なのでもしかしたら直接的に関係あるのかもしれません)
J Dilla - Life (Instrumental) - YouTube
「私」
星野源 – 私 [Official Video] - YouTube
服装はほぼくせのうた回帰って言ってもいいんだけどトレンド感(世の中との距離感というか)をすごく感じるサイジングだし、受ける印象が全く違うし、そのことがすごく星野源の変化の仕方として象徴的だと思う。
というか何気にSame Thingは4曲ともMVあるのすごいな…
<うちで踊ろう>
「うちで踊ろう」
こう聴くとSame ThingEP的なハーモニーにそれまで以前なペンタのメロディが乗ってて最高の塩梅になっている
「(Potluck Mix)」
たまに加速気味になるところティポグラフィカっぽくてちょっと笑ってしまう。
<折り合い>
「折り合い」
最初は「ふーん……」って感じだったけど最近めちゃくちゃ好きです。 いかにも宅録って感じのボーカルとチャンチャンしてるシンセが好き。
<Club Future Nostalgia>
「Good In Bed (Gen Hoshino Remix)」
ドラムになぜかサケを連想した。見落とされがち(実際見落としてた)だけどこれのパラデータ見れたのが創造と不思議に生かされてるみたいなので実はむちゃくちゃ大事な音源。
<創造>
「創造」☑️
「おおおおおおお!?!?」になった。本当に「もしかしてJune Leeの"Harmony with June"のEpisode 1(半音下降)とEpisode 4(ハーモニーアライバル)から影響を受けた…………???」になってきたんだが、そうじゃないなら「天才じゃん………………」としか言いようがない。なんでいきなりこれが出てくるんだ………と思いつつもサケロック時代から「これ理論知らないのに作れるのォ!?」の連続なので「別にできちゃっても不思議ではないな…」とも思うのもまた事実
Harmony with June - Episode 1: Jacob Collier's Half Step Tricks - YouTube
Harmony with June - Episode 4: Harmonic Arrival - YouTube
ギターだと最大6音しか出せないのに対し(ボイシングの制約度も高い)、鍵盤だと最大で10音以上同時に鳴らせる(実際使えるのはうち7音ぐらいなんですが)ので、コードの響きをより練って考えることができる
星野源とゲーム音楽、というテーマで切り取ると、過去サケ時代のエイトメロディーズという前例(「ファミコンに敬意を表してモノラル録音」、2006年ソングスオブインストゥルメンタル収。なお8bitのファミコン音源の代わりにウクレレでそれに限りなく近い音で鳴らしており、やってることは「サンプリング禁」の創造と同じ)に、スクエニのトリビュート盤にサガフロンティア2の曲で参加しているし、千のナイフと妖怪道中記(ナムコ)というゲーム音楽の人力マッシュアップ曲がある(2008年ホニャララ)し、極め付けはGUNPEI(2010年MUDA収)。働く男とかわしゃがなTVの星野源回を見れば星野源の筋金入りのオタクっぷりがわかります
【星野源】源さんといっしょに思い出CDを語らう【創造】 - YouTube
<不思議>
「不思議」☑️
サケの最初期からPro Toolsを使ってはいたという証言、創造から鍵盤で響きを探りつつDAWに打ち込んで1コード1コードを確認して作っているらしい(この曲では1小節6時間かけた箇所もあるとか)
冒頭のドラム、クラクラの傀儡のガレバンドラムと同じじゃないか?(※この話めっちゃしたかった!!!!!!!)
傀儡 - song by CRCK/LCKS | Spotify
サケロックのMVひとしきり見たあとにこの曲のMVを見てもまったく違和感を感じたなかったというか、芯の部分が何も変わっていないし、変わっていないからこそここまで来れたと思う
意味不明なコードが連続するところ、まさに「ばかのうたをつくる」で野村卓史さんが言っていた「一個一個のコードは知ってるんだけどこの順番ではちょっと見たことない」のハイパーエクストリームバージョンになっている 星野源が使ってきた、J音楽ではそんなに聞かない分数コードとかが全部矢継ぎ早に投入されているみたいなサビ
(感覚的には、青少年科学館とかに置いてある「反射神経テスト」の、『無数のボタンの中から光ってるボタンを早押ししてね!』ってやつでめっちゃ遠いところが連続して光ってて「ヒェ~~~~」ってなってるみたいな……普通のコード進行ならそんなランダムじゃなくて左から右に順に流れてくような感じなのですごい「楽」っていうか…)
<まとめ(「星野源はどういうアーティストか?」)>
テンションコードやオンコード(UST)が表現できる微妙な感情の「ゆらぎ」のニュアンス、特別感
↑些細でありふれていて、しかし誰しもが言葉にし得ないものを歌う
それまで身近に確かにあったはずなのに誰も気付かなかったものを表現として描くことで名前をつけるという意味では高畑勲のそれに近いような
というわけで言葉にはしづらいがありふれたことを歌っているので、逆に凄いって気付きづらいのでは、という乱暴な説
「これでいい」のない人
"Weekend"のときも"Same Thing"のときも、劇的な変わりように「これからはこういう感じなのか~~」と思ってしまうんだけど、実際のこれからは全然そんな感じにならないというか、
常に進化して更新し続けているので 『いつか、才能のないものが、面白いものを創り出せたら、そうなったら、才能のない、俺の勝ちだ。』、確かにセンスや才能と呼ばれているものの力もあると思うけど、インプットや努力が人並み外れていると思う。しかし、それで役者やって文筆やったりしているので、2021年6月現在にあらためて読むと「何言ってんだコイツ……?」感がすごい(働く男を読むと「人って意欲さえしっかり持っていれば変わるんだなあ…」という素朴かつめちゃくちゃ手応えのある力強い感想が出てくる)
「好きなアルバム」は好き度にけっこうばらつきあるけど、「好きな曲」とか「凄いと思う曲」とか曲単位に話を絞るといつも一番新しい曲が好きだし凄いと思う
曲(歌詞、メロディ、ハーモニーなど)は確固たるものがあるんだけど、やってるメンバーによってアレンジや構成は相当音楽性が変わって、それで曲自体も変化していく(ソロで言うとホーン隊、岡村美央さんの合流、長岡亮介さんの合流、最後にシンセの合流、リズムマシンやサンプラーMPCの合流)
星野源を取り巻く人たちが、最初は4人だったのがだんだんだんだん増えていって今の星野源になった めっちゃちょっとずつ電化している(ベース→ギター→シンセ導入→ドラム)
そんなわけでそんな感じでした〜〜〜大半は話してもないんですけど、「何も準備しないで何もできず帰る」よりは「使わないほど準備してそれなりに働いて帰る」のほうが絶対いいよな………と思って準備したので結果大なり小なり何かしらの成果を残せてよかったと思います………………………
ラジオ中でも触れてますが、SAKEROCKに関しては「やっぱりもっとちゃんと聴き込む/聴き込まれるべきだな………」にあらためてなっているので、星野さんのソロ活動がはちゃめちゃにお好きな方はぜひサケも聴き込んでみてください〜〜〜〜「これあの曲の元ネタ!?」みたいなのがいっぱいあると思います!!! もちろん今回の美学ラジオやナンバさんのその他の活動もぜひ繰り返しお楽しみください〜〜〜〜〜それではまた!!!!!! ひとまずはEP制作とpixivFANBOXの更新に戻ります!!!!
浜本談子 (@odoroktamegoro) | Twitter
浜本談子 / Asirhyme | Free Listening on SoundCloud
あとこういう音楽理論の初歩の初歩とか、ちょっとだけ上の上とかについて書いているFANBOXもやっているので申し訳程度に宣伝させてください(「何も言わなすぎ!!」て怒られてから半年以上経ってようやく言うヤツ…)。現在コツコツと制作中のEPの制作費に充てさせていただきます………いつもありがとうございます……………
2020年7月11日の日記、Cymbals分析の巻|浜本談子|pixivFANBOX
2020年6月27日の日記、イヴァンリンス分析の巻|浜本談子|pixivFANBOX
2021年5月8日の日記、NCT DREAMのDive Into You分析の巻|浜本談子|pixivFANBOX