グランマガザンえぞ屋さんはてな支店

世界中のナウくてマブいおもしろ音楽物産展です🍣

エヴァンゲリヲン新劇場版:破(とシンエヴァ)に使われている『彼氏彼女の事情』楽曲まとめの巻

 

 庵野監督〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ありがとう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

いきなり杉並の方角へ感謝を捧げたところで今回はエヴァと『彼氏彼女の事情』の特集回です!!!! もちろんただのデータベースではなく1曲1曲文章や分析も付記しておりますよ〜〜〜〜!!

 

 2018年、TABOOのレーベルパーティー"GREAT TABOO"に行くために推しのうちわを作ってたんですが(アイドルのライブ行くんじゃないんだよ)、

浜本談子 on Twitter: "あと去年のきょうの思い出………(GREAT HOLIDAY)… "

前日にむりやり出演バンド全部のうちわを作ろうとしたため、慣れないことしようとした結果総計で8時間以上を要しそうだということがわかって「なんか見ながら作業しないと心が壊れてしまう!!!!!」………とそこで予備知識いっさいなくアマプラで偶然選んだのが彼氏彼女の事情でした。

後半は総集編ばっか(語弊)なので脇見しつつ作業に集中できましたが、前半はそりゃもーーーーーーーーー食い入るように見入ってしまい、東京から帰ってきてその日のうちに最終回を観、エヴァの最終回よりよっぽどブツ切りなラストに驚愕し、セリフを画面に表示してしまい音声はナレーションのみで展開していくという唯一無二すぎる演出と『ダッタン人の踊り』2回使いに涙し(※原作のストックを全部コンテにしても8分くらいにしかならなかったので監督がひたすら引き伸ばしまくらないと放送できなかったらしい)、そこからすぐに出たBlu-rayボックスも買い現在に至ります。

で!!! これまで庵野監督作品ってカレカノと『巨神兵東京に現る』以外ちゃんと見たことなかったんですが、今年エヴァの完結編が公開されたので「カレカノ作った人の作品なら………っていうかコレ逃したら俺もう一生エヴァ観る機会なくね……???」ということで、エースとナディアとキューティーハニー以外の全部を観てからシンエヴァを観に行きました。半分は「よりカレカノを楽しむために………」というちょっと邪な気持ちだったのですが、いざ見始めてしまったら、エヴァもとてもよくて、とてもよかったです(語彙ながやまこはるちゃん)。

 

 で!!!!!!!!!!! 前置きはともかく確かに『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 / EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.』には作曲家の鷺巣詩郎氏が1998年テレビ東京系にて放映されていたアニメ『彼氏彼女の事情』のために書き下ろした楽曲が5曲確かに転用されているのですが(ここまでひと息)、それらを全曲まとめあげたものがネット上になかったみたいなので「今回ここであらためてキッチリとまとめてみよう」という魂胆です。絶対にこれを知っていたほうがエヴァカレカノもより楽しめるはず。

さすがにもうネタバレ時効だと思うので書きますが、シンでも破と同様のカレカノ楽曲が使われているので(Aパート)、マンガほしさに2回目以降を見に行く人たちによりカレカノ楽曲を楽しんでいただくべく………という意図もあったりなかったり…………というわけで行きます!!!!!!!

 

 

11:28~, 「違うのはカラーリングだけじゃないわ!」→『平穏無事(B9)』

 彼氏彼女の事情を代表する『おとぼけ〜〜〜〜』な曲。のほほ〜〜んなカレカノ世界を代表する楽曲は、この曲と以下で登場する『天下泰平』のツートップだと思います。

な〜〜んかまいっちんぐ〜〜で(死語)しまらな〜〜〜い感じの曲ですが、この”2EM05_KK_B09”冒頭のエレキギターによるギュワンワンワンワンワンワ〜〜ンなイントロダクションは原曲である『平穏無事』には存在しないパート。アスカの登場シーンなのでインパクトをつけるため新たに作り出されたものだと思われます。

(※カレカノのオリジナルのほうはサブスク等未配信のため、誠に恐れながらどうにかしてください。)

 

14:46~,「コワ~イお姉さんが見ているわ」→『主客転倒(B16)』(の冒頭部分を切り出したもの)

 「シュビデュバ〜〜ン!!」な名作『プレイガール』などのオマージュ曲。数々の名曲、特に吉田美奈子夢で逢えたら』のコーラスなどでナイアガラー……というより日本のポップスファンにはおなじみ、そしてそのオマージュ元の本家本元でもある伊集加代子(現在は伊集加代)さんがコーラスを担当しています。伊集さんの存在がカレカノサントラ内でいかに重要なのか…という話は2019年に出たブルーレイボックス付属冊子のインタビューの中で鷺巣さんがたっぷりと語っているのでご興味があればぜひBlu-rayをお買い求め下さい!!!!!!

鷺巣さんいわく「カレカノの音楽の中に、平井哲三郎さんの肝っ玉かあさんの精神と、筒美京平さんのサザエさんの精神と、山下毅雄さんの『プレイガール』の精神(+大野雄二さんの『ルパン三世』と『大都会のテーマ』を混ぜたようなジャズっぽい曲)が生きているわけです」とのこと。そんな庵野監督の音楽観含め、こういう貴重も貴重すぎるエピソードが4ページの中にゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッと詰まっているのでカレカノファンのみならずエヴァファンやナディアファンのみなさまも、続きが気になった方はぜひぜひBlu-rayをお手に取………………………………………

 

 なお『破』に流用されている5つカレカノ楽曲のうち、この曲だけオリジナルとは違う形でサントラに収録されています(ほかの4曲はオリジナルと同じ形、つまりフルレングスがサントラに収録されているのですが、この”2EM06_KK_B16”はオリジナルである『主客転倒(slow)』のイントロ部分だけを切り出したものとなっています。言葉で説明すると若干まどろっこしいのでこれだけ原曲聴いてください)。

youtu.be

 

15:45~,「私の荷物よ」→『平穏無事(B9)』

 シンジの部屋ないなったシーンの音楽。アスカ登場シーンの曲のアレンジ版ですが、こちらの"InDoor"版のほうがカレカノで使用されているものに近いテイク(メインメロディがエレキギターではなくフルートと木琴のユニゾン)。

カレカノサントラをオリジナルと考えると、実は”2EM05_KK_B09"テイクの方がアレンジ版です。ただ、"InDoor"版に入っているウクレレは『平穏無事』には入っていないため、やはり「完全再現」というわけでもないよう。

こんなみょ〜〜〜〜ちくりんな曲なのに半ばアスカのテーマ化させられていてちょっとウケますが、ほのぼの〜〜〜とした(してるかな?)カレカノ世界の学園生活(エヴァのアニメの最終回のような)をシンジたちも送れている…………ように錯覚させられてちょっとウルっと来ます。

 

21:19~ ,「すごい! すごすぎる!」→『天下泰平(C1)』

 おそらく一番「カレカノの曲!!!!!!」として認知されているであろう楽曲。シンジたちが『国際環境機関法人日本海洋生態系保存研究機構』へ訪れるシーンで使われてます。長いよ。リードトランペッターはカレカノでも破でも変わらずエリック・ミヤシロ氏!

ちなみに破のサントラにも流用されている楽曲タイトルに付いた"A""B"、これらはそのトラックがどのような意図や目的を持って制作されたかを表すもので、"C"のつくものは『情景描写』を表現したり担当する楽曲につけられているようです(C以外がどのような区分けになっているかはぜひBlu-rayをご購………………Fまであるらしいっす)。

 

26:33~,「セカンドインパクト」→『一期一会(A9)』

 コミカルな『天下泰平』とは打って変わってシリアスな、カレカノサントラでは『一期一会 (A9)』というタイトルがつけられている曲。個人的には「カレカノといえば?」と言われたら真っ先にこの曲を思い浮かべます。なので破で流れたときは「ウォ〜〜〜〜!?!!?!?」。

先述の冊子のなかで、鷺巣さんが「そもそも『カレカノ』で僕は、ユートピアを表す意味でサティやフォーレラヴェル的なものを作り」と仰られており、この曲に登場する4度堆積和音(一番上は3度積みなので厳密に言うと「So What和音」というか…。2EM12_KK_A09の0:21~です)が連続する箇所や解決しない4度をもつ和音など、随所にその要素を見つけることができます。

『初めて完全に自力で耳コピしたピアノ曲、かつ初めて暗譜で弾けるようになった曲』だったのですげ〜〜〜思い入れがあるというか、そのぐらい好きです。一期一会も『低くて速いバージョン(ファスト)』と『高くて遅いバージョン(スロー)』の2種類があり、テンポと使っている音域(オクターブズレ)以外はまったく同じ内容…………かと思いきや耳コピして一箇所だけ違う箇所があることに気付きました。その箇所の繰り返し2回目では両バージョンとも同じように弾いているので、おそらくはミスタッチと推察されますが修正することなくそのまま使ってます。めちゃくちゃかっこいい。

 

39:26~,「こっち向かないで」→『孤影悄然(A8)』

 アニメでも印象的だったアスカとシンジのシーンで流れる曲。カレカノで「コレ!!!」というピアノ曲は『一期一会』と『孤影悄然/暗中模索』に加え、会者定離『宮沢雪野 V』あたりかな〜〜と思います。

この曲ではエヴァのサントラでも同様に聴くことができる、半音をぶつけたハーモニー選びや、オルタードドミナント上でのメロディの半音階的な装飾などが用いられ、『一期一会』よりもジャズやフュージョンといった鷺巣さんのルーツ音楽の香りが濃厚に、そして個人的には"THANATOS (E13)"との類似性を特に強く感じます(メロディの半音階的な装飾もそうなんですが、「悲しげな曲調(マイナー)が唐突に明るく転じる(メジャー)」なども)。

(「なんか……榎本温子さんこの曲(タナトス)をバックに有馬に語りかけてなかったっけ………??」感がめちゃくちゃあるというか…正しい順番逆(「エヴァの劇伴がカレカノっぽい」)なんですけど………

『孤影悄然/暗中模索』よりも『有馬総一郎 I』のほうが似てるな〜〜と思うんですけどそうなるともうエヴァまるきり関係なくなってしまうので、気になった方はぜひ聴いてみてください。)

 カレカノのサントラでは『孤影悄然(A-8 スロー淡々)』というトラック名(…になっているものもあるの)ですが、一期一会と違い、孤影悄然の『ファスト』バージョンは『暗中模索』という完全な別タイトルで収録されているのでめちゃくちゃに注意が必要です(同様の例をほかにも挙げると「『韃靼人踊(pf&FG)』と『韃靼人踊(pf&ST)』、『青天白日(E5)』」など……ダッタン人の踊りだけでアレンジ違いが3パターンも用意されています)。

 

41:00~,「さぁ~て~! メシやメシ!」→『天下泰平(C1)』

 『破』関連の2枚のアルバムからかき集めると、この『天下泰平』のバージョン違いだけで6テイクを見つけることができるのですが、パッと聞いた限りでは先ほどの『国際環境機関法人…』のシーンで使ったものと同じ音源が使われている………ように聞こえますが!! 投稿直前に再度確認した結果、先ほど使われていたのが"2EM10_KK_C01_AddGuit"、今回は"2EM10_KK_C01"であることがわかりました。

(2EM18_KK_C01と2EM18_KK_C01_AddGuitは、変更点である左チャンネルのエレキギターのバッキングがけっこう引っ込んだ配置になっているのでセリフと被ってしまうと判別が難しいのです!! ちゃんと確認してよかった………)

 

48:56~,「ほれ」→『一期一会(A9)』(アレンジ違い)

 一期一会の変奏版。アレンジ違いの以下3曲は、カレカノのサントラには収録されていない完全に『破』書き下ろしのトラック。上述した通りこの曲はカレカノの中でも特に重要な位置に配されている楽曲で、破を見た時は「なんで加持さんとのシーンでこんな惜しげもなく……」と思っていましたが、シンエヴァ(とプロフェッショナルでチラッと映った没シーン)で「そういうことね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と完全に理解しました(ダニング=クルーガー効果)。

(※追記、シンエヴァのサントラでこの曲に付けられたタイトルは"m & r"だったので完全に公式からの答え合わせでした。最初は「m & rって何だ…………?」と気にも留めなかったけれど気付いた瞬間「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"…………………!?!!?!?!?!?」と思いました。カレカノの原作最終回付近も思い出して2倍で泣けます。)

m & r: piano - song by Shiro Sagisu | Spotify

 

ピアノはカレカノエヴァ宮城純子さんが担当されているのですが(宮城さんと鷺巣さんはTHE SQUARE時代の同僚)、こちらのトラックはおなじみアニメ版エンディング"Fly Me To The Moon"でピアノを担当しているクリヤマコトさんによるもののようです。

「(歌劇イーゴリ公より)『韃靼人の踊り』をサウンドトラックとして使う」という構想を長年長年あたためていた庵野監督の悲願が達成されたのが『彼氏彼女と事情』、この『一期一会』の冒頭の和音は"V7sus4"で(バークリー式書法)、このアレンジ版はいっそうそのことを強調するような編曲がなされているのですが、この和音は鷺巣氏と庵野監督によって編曲されたカレカノサントラ版『韃靼人踊(pf&FG)』冒頭のそれと同じものです。

韃靼人踊 - ニコニコ動画

 

50:54~,「おはよう」→『天下泰平(C1)』(アレンジ違い)

 朝の人々と綾波の「おはよう」に一同が驚愕し「もうちょっと薄味のほうがいいのかな?」するまでの一連のシーンでかかる曲。エヴァ関係ないですけどこの歩き方するモブ、コナン映画とかでも見ません…?

 先ほど「この曲のバージョン違いだけで6テイクある」と書きましたが、オリジナルであるカレカノのサントラにもこの『天下泰平』のアレンジ違いは存在し、そちらでは2EM18_KK_C01に近いオリジナルのテイクと、ナイロン弦を張ったアコースティックギターのデュオによる爽やかで涼しげなアレンジ版の2種類があります(シンでケンスケがシンジを車で連れ出すシーンで流れていたのが後者のアレンジのものか、この"Str+AcGuit"バージョンの1:15~("Des Cordes:opus2")だったような気がします。なんでそこだけ覚えてるのかというと、そんなめちゃくちゃ重要なシーンで天下泰平聴けるのが嬉しすぎて勢い余ってダバダバ泣いたからです)。

天下泰平 - ニコニコ動画

6テイクあるうちの、"Des Cordes:opus1"というタイトルのものだけ最後に弦のトレモロで終わるのが面白くてとても好きです。

open.spotify.com

 

(※、先週冊子欲しさに2回目を観に行ってきました(行かなくてもサントラがサブスク公開されたので答え合わせできたんですけど)、「ギターデュオだったはずだけど弦も入っていたような気がする……」の記憶は正しかったです……………。ぜひぜひ上のカレカノ版と合わせてお聴き比べください。)

 

58:22~ 「世界で唯一の居場所なのに」→『孤影悄然(A8)』(アレンジ違い)

 アニメ版はめちゃくちゃな時間を小三治ばりの沈黙と止め絵で稼いでいた(演出)、レイとアスカのエレベーターのシーンで使われていたのは『孤影悄然(A8)』のオーケストラ編曲版。

"2EM22_KK_A08(_Orche)"、および『孤影悄然/暗中模索』は展開部のコード進行を『一期一会』と一部共有しています(ディグリーだと"VIm(7) → VIm(7)/V → #IVφ → IVm7 - bVII7"の部分、この音源の0:35~0:46です。2EM12_KK_A09では0:36~0:48)。 なのでどことなく似た雰囲気や、血を分けた兄弟姉妹のような……意図を持って作曲されたのでは……と少し勘ぐってしまう2曲です。

(※、シンエヴァではこのオーケストラアレンジをそのままアカペラに移植したかのようなアレンジのものが使用されました。同じく『一期一会』も、そちらは完全アカペラで新録されています)

prettiest star - song by Shiro Sagisu | Spotify

karma - song by Shiro Sagisu | Spotify

 

 劇中での使用がパッと確認できたのは以上の楽曲でした、最後にあらためて確認しなおしたことでヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 オリジナルサウンドトラック』に収録されているカレカノサントラをオリジナルとした楽曲がすべて劇中で使用されていることがわかったので、おそらくこれで全てではないかと思います(※違ってたらドシドシと訂正箇所お寄せください!!)。

また、2009年にニコニコ動画に投稿されたこちらの動画では『オリジナルの音源と『破』で新録された音源を同時に再生して聴き比べてみる』という実験が行われているのですが、

【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破】新旧BGM比較【上級者向け】 - ニコニコ動画

カレカノオリジナル楽曲では『平穏無事(B9)と2EM07_KK_B09_InDoor』、『天下泰平(C1)と2EM10_KK_C01_AddGuit』、『天下泰平(C1)とDes Corpus:opus1(str+AcGuitバージョンに限りなく近いテイク)』を比較しています。Qの動画ではナディアサントラオリジナル曲とも比較してらっしゃるので、マニアが極まって止まらないみなさまはぜひぜひ奮ってご試聴ください。

 

  というわけで、エヴァのサントラとしてSpotifyにあるカレカノの曲(すげーーーまどろっこしい日本語)を全曲プレイリストとしてまとめました。「これ実質ほぼ同じトラックだろ…?」みたいなのもあるんですが完全に同じものはひとつもなく5曲19トラック43分、およそカップラーメン15個分足らず程度なのでご容赦ください。タイトルに"KK"のつくものがカレカノからの流用楽曲なので、Appleやそれ以外のサービスをご利用の方はぜひご参考に………

(※、シンエヴァサントラがサブスク解禁されたので7トラック追加しました。劇中で使われたのは、順に『孤影悄然』の(アカペラ)アレンジ"prettiest star"、『一期一会』のアカペラアレンジ"karma"、『天下泰平』のギターデュオアレンジ"soul love"、『一期一会』のピアノアレンジとオーケストラアレンジ"m & r: piano", "m & r: suite pour piano, flûte basse et orchestre"の計5曲だと思います(曲数は5のはずですが順番は違うかも)。

7トラックのうち6トラックはシン完全書き下ろしの新アレンジですが、唯一"soul love"の前半部分だけは上述したようにカレカノサントラに収録されている『天下泰平(ギターノーマル)』の編成やアレンジを踏襲しています。disc2ラストのsoul love後半からエピローグへのつなぎ(実質カレカノオーケストラメドレー)、めちゃヤベ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!)

破でもシンでも、平和な場面で特にカレカノのボケボケ〜〜っとした楽曲がたくさん使われていて「しかしカレカノってポジティブなアニメ(漫画)だよなぁ………」とあらためて思いました。アニメ以後の原作の展開はけっこうすごい(お茶を濁す)けど最終的にはアレがこうなってこうなるわけなので、いやーーーーーーーーー本当に…………………………。シン・カレカノについてははじめからまったく考えてもいなかったのですが、シンエヴァを見てしまうと「ないだろうな〜」と思いつつもどこかちょっと「あったら面白いだろうな〜〜〜」と思ってしまいます。「つづく」だし……………………続編とまでは言わずとも、CDボックスのリイシューなどエヴァのみならずカレカノにもBlu-rayに続いて何かしらの動きがあることを楽しみにしています。

 

 それまでの自分の10年間でのエヴァとの直接のかかわりって「『普通の恋』を通して」以上のものがなかったんですが、


www.youtube.com

全部(見)終わった今あらためてコレを聴いてみると、シン以前よりめちゃくちゃにエヴァと普通の恋双方の強度がガチガチに増しているというか、ここに来て今まで以上の説得力を持ち始めたというか、とにかく5年越しぐらいでようやくハッキリこの曲の意味が分かって「これが『普通の恋』なんだ!!!!!!!!!」と思い、え〜〜〜〜なんかそれスゲ〜〜〜〜デケ〜〜〜〜〜〜福音じゃんそれは………………………………………………………となりました。これを「普通の恋」とはっきり言い切ってくれてありがとう…………………というスーパービッグLOVEでした。

 

 そんなこんなでエヴァカレカノ特集でした〜〜〜。ずっとやりたかったので書けてよかったです。

1年半ぐらい前から余裕のあるときにめちゃくちゃちょこちょこ書き進めている記事がもう一本あって、それは「SHINee、EXO、Red Velvet、NCT、aespaらを要するSMエンターテインメントがいかに音楽的にトチ狂ったヘンなことしかやってないか」をひたすら懇々と説明している記事なんですけど、字数がまえおき編と楽曲編の2ページあわせて35000をゆうに越えてきそうなので今回同時に投稿したかったですがマジで心身が粉と化しそうなので断念しました……

「どうしても早く読みたい!!」という酔狂な方がいらっしゃいましたらpixivの方でほんの少しだけ似たようなことやってますのでそちらでもお楽しみいただけましたら幸いです……(あと「2021年にはじめてエヴァ見た人」の感想も同時に読めます)

2021年5月4日の日記、SMプレイリスト解説と今月もよろしくお願いいたしますの巻|浜本談子|pixivFANBOX

2021年3月15日の日記、耳コピ動画あげましたの巻|浜本談子|pixivFANBOX

あわせて作ったプレイリストも、大変ありがたいことに「どっかで晒されてる…………?」と疑ってしまったほどご好評いただいているようなので、Spotifyユーザーの皆様に於かれましてはぜひ冒頭3曲だけでも……

 

 ホントは昨日星野さんの記事と一緒にこれも投稿したかったんですが、昨晩「働きたくないでござる〜〜〜〜」言いながらゲームキューブ桃鉄やってたらYouTubeへの投稿が完了していた(完全に土曜日投稿だと思っていた)ので間に合いませんでした!!!! 

カレカノすごく面白いのでエヴァお好きなら一度観てみてください(dアニメストアで配信あるみたいですがBlu-rayボックス版は放映当時のオリジナルに近い形に再編されているので(OPEDとかの違いなので本編部分は同じですが)ぜひそちらでも………)!!! というわけでまた次回〜〜〜〜〜これから暑い日が続きますがお体に気をつけて思う存分暴れてください〜〜〜〜〜それではまた!!!!!!!!!!!

hamamotodanko.hatenablog.com

浜本談子 (@odoroktamegoro) | Twitter