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世界中のナウくてマブいおもしろ音楽物産展です🍣

この冬、あの人と聴きたい冬ソング特集!!!

 

 出かけるまで時間できたのでもうひと記事いきます!! スンマセンタイトルは今2秒で考えましたタイトル詐欺です!! あの人と聴いてもいいですし、あの人のことを考えながら聴いてもいいですし、誰のことも考えずに聴いても素晴らしいという楽曲をご紹介します!!

 先日「エロいR&B」というあからさますぎるワードで検索かけて[以下20字自粛]ので超マジメぶった感じの楽曲紹介です!! いつも「ゆーて無料で読めるもんだしヨ~~」と思って(もちろんそんだけじゃないですが!!)もんのすごく読み辛い&アホまるだしな文体で書いてますけど、たまにはこんな感じで…えー今回はフツーなのでぜひどうぞ!!!

  

カブトムシ / aiko

[Official]

 ボーッと聴いてると冬の歌だと認識できなさそうな曲。彼女のオフィシャルブック“aikobon”には「カブトムシが夏の生き物だということを知らなかった」という仰天の告白が掲載されており「いやマジかよおおおお!?」と仰け反ることができる。

「J-POPの名曲」として名高いのでついつい距離感が決まりがちになってしまいますが、aikoさんの天才的な作曲と島田さんの職人的な編曲がまさに「マリアージュ」としか言いようのないレベルでがっちりとハマっており、構造的な、楽理的な側面からのアプローチをしてもとってもおいしい曲です。

 

Gondry / hyukoh

[Official]

 4小節ループのシンプルなコード進行をはじめから終わりまでひっぱりながら、それでいて利き手(大胆な誤字)を飽きさせることのない美しいメロディが最大の魅力。アメリカンポップスとアジアンポップスの構造が素晴らしい形で融合している、という点がK-POPの魅力のひとつだと思います。

アイユちゃんとヒョクくんの弾き語りバージョンも素晴らしいのでぜひぜひ↓

(0:20~)

 

Snowflakes / American Spring

[Unofficial]

 ビーチボーイズ(世界的に有名なビートルズの、唯一のライバルと言っても過言ではないバンドです)のソングライター、ブライアンウィルソンがプロデュースした楽曲。アメリカンスプリングは、彼の妻マリリンとその姉ダイアンのユニットです。

 肩の力が抜けているような、シンプルかつ奥の深いコード進行やサウンドプロダクションが、雪の日のなんだかワクワクするような気分を描写しているようでとても楽しい1曲。

0:24~の” The warmth of candles so bright when there's people around”、「ロウソクの火は、周りに人がいる時だけ明るくあたたかい」というような歌詞が好きです。

 

Christmas Song feat. 小西遼 & 小田朋美 (from CRCK/LCKS) / 石若駿

[Official]

(0:36~)

 『サタデーステーション』『サンデーステーション』のオープニングテーマを桑原あいさんと共同で作り上げたドラマー、石若駿さんのソロアルバムからの1曲。

一聴してわかる通り、かなり無重力感漂う調性感が希薄な曲ですが、そんな曲を歌モノのポップスとして楽しく聴けるものとして仕上げられる石若さんのセンスに聴くたび驚嘆してしまいます。『日本人の作るポップス』としてこれ以上ないくらいの強度を誇る名盤なので、店頭などでお見かけすることがあれば購入をおススメいたします。すんごいいいですよ~~

 CRCK/LCKSやDC/PRG、ceroのサポートメンバーとして有名な小田朋美さんの歌がフューチャーされていますが、実はこれ仮歌として適当に歌って録ったものなんだそうで…

 

Snowfall / Claude Thornhill & His Orchestra

[Unofficial]

 ビッグバンドジャズの曲です。しんしんと降る雪の中を、ひとりでゆっくりと進んでいくような情景が浮かびます。

3分きっかりにまとまっている曲なので、「ジャズはとっつきづらいなあ~」という方にもおススメです。ゆらゆら揺れるランプの炎をぼーっと見つめるような感じで聴いてみるとぴったりはまるかもしれません。

ティファニーで朝食を』のムーンリバーや、ピンクパンサー刑事コロンボのテーマなどを作曲したヘンリーマンシーニによるカバー版のほうがポップさは上かも? 同じ曲でも演奏する人によってがらりと印象が変わってしまうこともあり、これはジャズの大きな魅力のひとつになっています。

 

6℃ feat. BIM (Prod by doooo) / in-d

[Official]

 in-dくん北国育ちでもないのにこんな完璧な曲やられてめっちゃ悔しいス…

“OTOGIBANASHI’S”というヒップホップユニットのラッパーであるin-dさんのソロ作です、こういう情緒感のあるトラックとラップを聴くと「やあっぱ日本でヒップホップする意味ってこーゆーのでもあんじゃねー?」と思います。

怖くない(笑)、オシャレで楽しいヒップホップなのでぜひ聴いてみてください!

 

Snow Men / 星野源

[Official]

 シングル “SUN”の次がこの曲で当時ものすごく驚いた記憶があります、今思うとさもありなんという感じでしたが(『働く男』でもフェイバリットに挙げてらしたし)、初めて聴いた時は「えええディアンジェロじゃんモロじゃん、でもサビめっちゃJ-POPじゃんえええ」という感じでした。

 ものすごくエロい、失礼いたしました、セクシー! セクシーな歌詞なのに、それを情緒感や切なさといった日本人独特の感覚で包むことで下品に聴かせないあたりが、さすがポップス=大衆音楽の人だなあという感じですね。オルタナティブな感性とポップな感性が最上のかたちで結びついたものが星野さんの音楽だと思っています。そしてそれが日本のいちばんメジャーなところで今鳴らされているということにこの上ない幸せを感じています。長生きしてね…。

 

冷たい夜の光 / Lamp

[Official]

 活動開始以来、日本のインディーズシーンの最先端を走り続けている東京のバンドLampです。間違いなく『冬を題材とした日本のポップス』の頂点に君臨している1曲。映像と音楽を一体化させることで、より曲の持つ寂しさや美しさが際立っていますね。

ブラジル音楽、特にMPB周縁を愛しているLampらしい、II-Vによる一時転調やディミニッシュの響きが効果的に使用されている、ガラス細工のような繊細な楽曲です。

Lampを結成するにあたって永井さんが『ひろがるなみだ』とこの曲を同時に作り、そして「この2曲を同じアルバムに入れたらアルバム潰れる…」と染谷さんがディレクションしたというエピソードがLampのヤバさを如実に表していて好きです、天才…

 最新作の1作前のアルバムにはこういう曲も。儚げな榊原さんのヴォーカルに導かれる、日本ならではの情緒とブラジルのリズムのマッチングが素晴らしいですね。新しいアルバムがおそらく来年出るので、お気に召した方はぜひ購入を検討してみてください。Lampはぜったいに、もっともっともっともっと評価されてしかるべきバンドです!

(※、発売決定、タイトルは『彼女の時計』。なんというタイトルなんだ…)

 

  それでは最後にこの曲を聴いてお別れいたしましょう、さよならさよならさよなら~~

寒くなりますが、ホットな音楽たくさん聴いて元気にクリスマスを迎えてくださいね~~~それでは!!!

 

浜本談子 (@odoroktamegoro) | Twitter

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