短いほうです、長いのはこちら↓
"Cupid & Bataille, Dirty Microphone / JAZZ DOMMUNISTERS"の個人的ききどころ大会(楽譜もあるよ)〜〜〜 - グランマガザンえぞ屋さんはてな支店
※11/1追記、『革命』来たんでリンク貼りました!!
1, Illunatics feat. 菊地凛子
2, 悪い場所 feat. MC漢 a.k.a. GAMI
・0:24~
お待たせいたしました、フックを採譜したものが以下です(ジャスラック管理楽曲なんで『著作権法第32条』うんぬんと書いておきます!!笑)
コンポジットされた(であろう)5連訛りが美しい!!!
フックはみんなでいっしょにうたおうね!!!
・0:57~
畳み掛けるように谷王のヴァースへ!!
採譜、というか打ち込んでみました!!
(これ秋元さんならかなり近く記譜できるんだろうナ…)
いちおうLogicちゃんはこうだって言ってるんですが、これを修正しようにもサブディビジョンが今まで見たこともないような場所で切り替わってて、スンマセンどう書記すべきなのかが全然わかりません!!! これこそネクストのラップの形!!! 最後の「ここ」は4連で合ってます…
(トラックとは無関係なBPMでラップしてみると、フロウがディスコラップ並みに硬くても出来上がりはこんな感じで聴こえたりします!!)
・2:48~
漢さん!!! 大谷さんと菊地さんと漢さんが同じトラックでMCしてるのがすこぶる不思議な気分!!!
ここまでのヴァースがどれも『普通ラップって言ったらコレでしょ』ってラップじゃなかったので、「やっと普通に採譜できそうなラップが来た…」という安堵感も多少!!(笑)
・3:02~
ここからずーっと、必ず4拍目の8分ウラからラップが入ってくるんで「あれ? なんか知らない間に変拍子した?」(拍子の頭がいつのまにかズレてたっぽく聞こえる)漢じがある
・3:46~
ここがすごい!! 一拍を4分割したフロウに4文字ちょうどの単語/文節を乗せないことで、拍頭と単語/文節の頭がどんどんズレていき、結果としてものすごいフローティング感を生み出している!!!
つまりこういう…↓ 3小節目から完全に8分ウラが頭っぽくなっている…
16分=4連符はラップ/ヒップホップのみならず他ジャンルにおいても最も基礎的なリズムですが、そんな基礎を利用してこの感じを生み出すとはさすが漢さん!!!
まさに菊地大谷コンビが著書『アフロディズニー』等で繰り返し掲げている『ズレ=グルーヴ』というテーゼが、言葉を内在するラップという表現ならではの形で体現されているといえます!!! イェ~~~
3, KKKK
・0:10~
この曲で唯一かんたんに採譜できそうなポイントなので採譜してみました↓
「ガラガラ蛇に巻かれているくらいなら慣れちゃあいるが」ってヤバいっスね、は虫類館勤務かな?
4, 夜の部分
・0:00~
音を伸ばす表示がうまくいかなかったんでアルペジオブツ切れですが、これがイントロ↓
ここだけ聞くと「あ、4/4+5/4だな」ってわかるんですが、
・0:20~
(・0:26~)
イントロ明けのピアノの、16分=4連符一個ズレのガタつきのせいで、さらに複雑な変拍子が起こっているように聞こえてしまう。ンモ~~~
このアルバム前半は「いい男たちのアンニュイとセクシー」が存分に味わえます!!!
・2:04~
ここで入って来るシンバル、『4/4+5/4=10/4』を『5/4+4/4=10/4』と捉え直して、1小節目に5拍4連、2小節目にはふつうに4拍4連をぶつけている
(『音符いくつをひとグループに束ねるか』をコントロールすることで、減速感/加速感を生み出している。クロスリズムのちょい応用編みたいな)
5, One for Coyne
6, Drive 2 Drive
(聞き取った)小節数は以下の通り↓
・Pre Intro (Intro1) 0:00~0:05→
『16/4』(4×4で処理できる)
・Intro (Intro2) 0:05~0:16→
『30/4』(3+4+4+4 ×2、シンセのフレーズの切れ目がこう聴こえる、が下も同じ小節数なので下の方が近いのかも。自由だけど!!!)
・N/K1 0:16~0:27→
『30/4』(4+4+6+4+4+4+4、クラップの4連連打が小節の切れ目とすると全体的にこう聴こえる)
・N/K2 0:27~0:39→
『30/4』(4+4+6+4+4+4+4、同文)
・N/K3 0:39~0:51→
『32/4』(4×8でイケる)
・N/K4 0:51~1:13→
『59/4』 (4+4+6 ×2 +4+4+7+4+4+4+4、同じくクラップの4連連打が小節の切れ目だとすると7が一回入る)
・Inter1 1:13~1:24→
『30/4』(頭に入るクラップのせいで、おかげで?笑 15拍ワンループっぽく聴こえるが、その中身が7+8でも8+7でも取れる!! 無限!!!)
・Inter2 1:24~1:29→
『14/4』(7×2)
・Hook1 1:29~1:41→
『30/4』(9+7+8+6、MCに合わせるとこうなるが、トラックは他の30/4のところと同じかと思われるので、変拍子M-BASEっぽいっちゅーかなんちゅーか)
・Hook2 1:41~1:51→
『37/4』 (4×6 +5、これもMCに合わせて)
・Inter3 1:51~2:04→
『32/4』(4×8でとれる。『N/K2』てとこと同じだ~~)
・OMSB 2:04~2:26,→
『60/4』(4+4+6+4+4+4+4 ×2、N/Kのヴァースと同じのはず)
・Inter4 2:26~2:38→
『32/4』(4×8、なんだろうけど16小節ワンパックの中身5+7+4に聴こえる)
・Hook3 2:38~3:00→
『59/4』(4×14 +3、MCに合わせて)
・Hook4=Hook1 3:00~3:11→
『30/4』(9+7+8+6、同じく)
・Hook5 3:11~3:22→
『29/4』(4×6 +5、同じくッッ)
・Outro1 3:22~3:35→
『32/4』(4×8)
・Outro2 3:35~3:50→
『32/4』(4×8)
・0:32~
たぶんこうだと思う!!!
・0:55~
「ゴムでできた」の拍子感が気になるゥ
・2:03~
オムスビさん!!!
「ドクとマクフライが吐くくらい蛇行する」のところよく分からなかったので採譜しようと試みたんすけどやっぱ無理でしたッッッこんなフレーズがつるっと出てくるのはなんでなんだ…さすが世界イチ!!!
全然違う!! ある種西洋音楽的なグリッドに囚われていないようなフロウ!! 逆に我々に知覚できないほど細かいグリッドを使っているのかどうなのか!!
こういう「この拍からこの拍までに何文字叩き込む」みたいなのはかえって『気合いリズム感(©︎モダンポリリズム)』を持つ日本人のが本国アメリカのラッパーより得意なのでは?
ただ『寿限無』(この前のライブのやつ聴きたかった…)とか気合いリズム感で合わせてると見せかけてアフリカ的分割世界なんで、なんでもそうだけど極限で似るというかなんでも同じになりますよネ!!!
7, 革命 feat. I.C.I
・0:24~ (0:40~)
ここもPerfumeのポリリズムと同じで仮想小節線みたいなもんがこうズレる、のだが最終的には2小節にすっぱり収まるのが美しい…発想がすごい
(フックの譜面DESU)
・0:44~ (1:00~)
「えばどんな条件でも飲んであげる」
これも近似値だけどだいたいはこんな感じのハズ~~~
・1:55~ (2:11~)
なんつか、黄門さまが「この紋所が目に入らぬか!!!」を出してきたら「ははー!!」ってやるのと同じように、菊地さんがこのフレーズ出したら我々も「ははー!!」ってやんなきゃダメなフレーズでしょう!!(笑)
(追、『また香港で』は7連のが近似値です)
・2:16~ (2:31~)
パンチライン!! また近似です!! 似てるのか!? ちょっと5拍子…?
・2:53~ (3:08~)
ここから先が今作のN/Kヴァースの中で一番好きなラインです!!
・3:16~ (3:31~)
この映像的で突き放したリリックめちゃくちゃ好きっス…N/K、罪な男よ…!!!(笑)
・4:27~ (4:43~)
(6連の頭欠けが出せなかったんで手書きです!! きったなくてスンマセン!!!)
俺も古い古い種族の生き残りのひとりです!!!
・4:41~ (4:57~)
フック3回ともカラーがぜんぜん違って楽しい!!
・4:58~ (5:14~)
(『この譜面間違ってる』というメモが添えてあったんですが、もうどこが間違ってるのか分かりません!!笑 少なくとも打ち込んだ内容とはズレてないはず!!!)
8, 秘数 2+1
9, 賛成の反対 feat. I.C.I
今までずっと「BPM加減速だよね~」と思ってたんですが、ドミューン21回を見返すと大谷さんの「インテンポで5と8と7が入ってるんですよ」という発言があり、DAWにのせてみると…
ベースラインはこう(13小節目あたりから変化する)
で、キックはこうっぽく聴こえるのだが(ポリが書記できないので手書きです)
ベースの方は、ベタ打ちをBPM114でループさせていると最初はぴったり合ってるのに、ある地点から微妙にズレてくんですYo!! ポリがかってんのかDAW側からBPMを徐々に徐々に変えてんのかな? それとも単にオレの貼り間違い?
フック(に入る前~のハット)は最初はこうなってんのかな~と思って打ち込んでみると微妙にズレてるからたぶん違う~~~お手上げっす!!!
(とだけ先に書いておいたら、どんな譜面をここに載せればいいのか忘れてしまいました!! たしか7/4に4/4の2連を載せたヤツだったと思うんですが!!)
10, あたらしい悲しいお知らせ feat. I.C.I, OMSB
・1:16~
ここで既に3連が登場する、5小節目以降への布石、かな…?
・1:23~
ここから12小節間、上で書いた漢さんの逆、1拍の分割数と単語/文節の文字数をぴったり合わせていくスタイルのラップがずっと続いていく。
この3連、今「あ、これトレンドに乗ってみた感じ!?」と気が付いたのですが、はたして…?
・1:43~
12小節間12音12文字だけで通してきたのがここで崩壊!!
ショッキングな言葉選びと破格の美しさが同時にゴォーンと来る!!! ヤバ!!!
・1:47~
ここでまた3連に復帰するが
・1:50~
今度はサブディビジョンが4連に移る。
めちゃくちゃ初歩的なフロウなのになんと新鮮にきこえること…
11, Riot In Chocolate Rogos
・2:36~
このアルバムを初めて聴いたとき、正直ここを聴くまで「あー今回”DRIVE”みたいなヤバいMCしないんだなー大谷さん」と思ってたんですが、ここで「ややややっぱ天才だ…」とその恐ろしさを見せつけられました!!!
「4連連打のフロウだけ(しかも休符も入ってない)のラップなんてぶっちゃけ退屈じゃね?」なんて思っていた自分の甘さを思い知りました!! つまらないものでもどっかをチョチョっといじれば魔法が掛かるんですね!! 傲慢でした!!! 反省します!!!
DRIVEのヴァースでもこのヴァースでも、いつも新しいラップの可能性を見せてくれるのは大谷さんです!!! とリスペクトを強固にしたところで、菊地さんと大谷さんでリリックのアプローチが全然違うから大谷さんのヴァースは菊地さんより少ないんだなと改めて納得…
あとずっとズレっぱなしかと思いきや、後半ではカチッとハマっているということに線引いてみて(見返すと「え、そこ引くとこ違くない…?」という箇所もありますが)初めて気付きました、これこそ素晴らしいほうのパンチドランキング効果!!(笑)
・3:07~
こう(5連)っぽく聴こえるのだが、実際は6連のが近い
線引いた結果、『「やわらかく・やられてく」の前の部分は全部サブディビジョンと文字数が一致してるからそっちに引っ張られてしまうのでは?』という結論に
12, Nite Drive feat. Bim, I.C.I
・0:33~
3文字で回るここが気持ちいい
・1:37~
「今YAZAWAは余裕で両手離し」のライン聴いたとき「菊地さんもやっぱおんなじこと考えてたのか!!!」とものすごく興奮しました!!!(笑) OTOGIBANASHIに対応するリリックがそれってのがマジで!!
13, Blue Blue Black Bass feat. 漢 a.k.a. GAMI
・0:00~
イントロのピアノ、こう聴こえるが
・0:07~
シンセが入り、頭が確定すると実はこうだったんだとわかる
(ドミューン21回にて、「古典的なヤツ」という菊地さんの発言)
以上!! 次のページで17:16ポリHey Joeが聞けます!!
<勝手に関r(略)>
・SPANK HAPPY"夏の天才"歌詞・コード進行ききとり&"GREAT HOLIDAY"へのおさそい - グランマガザンえぞ屋さんはてな支店
(ry)…